今回紹介する本は、『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』です。
(著者:喜多川 泰 出版年:2010年 出版社:サンマーク出版)
私は数年前にこの本を読んだことがあります。
社会人になってからあまり本を読まなくなりましたが、
喜多川 泰先生の本をいくつか見返していて、久しぶりに本書を読み返してみました。
この本は、「これからの人生をより豊かにしたい」と考えるすべての人におすすめの一冊です。
おすすめできる人
・人生の転機にいる人
・人との繋がりを大切にしたい人
あらすじ
主人公の和也は、熊本県内に通う高校2年生です。
ある日、和也は小さな嘘をついてしまい、1人でディズニーランドへ行くことになりました。
しかし、不運が重なり、熊本へ帰る最終便の飛行機に乗り遅れてしまいます。
所持金が3,400円で、途方に暮れる和也。
そんな和也に声をかけたのは、空港内の土産物屋さんで働くおばさんでした。
このおばさんとの出会いがきっかけで、和也は様々な人に出会い、自分の人生について考え始めます。
そして、一生忘れられない経験し、人生の教訓を学んでいきます。
印象に残った点【3選】
主人公の和也は、作中で様々な人に出会い、彼らの言葉や行動に触れることで、自分の人生を見つめ直します。
そのような本書の中で、私が印象に残ったことを3つ紹介します。
自分の人生に責任を持つ
おまえの人生はおまえのもの。すべておまえの責任で起こる。
相手が大人だろうが、先生だろうが、言いなりになって何かを手に入れようなんて思ったところで、おまえはおまえらしさを失う。
そして、それによって起こることを自分のせいじゃなく、他人のせいにして生きる。わかるか?引用:「また、必ず会おう」と誰もが言った。
これは、和也がトラックの運転手と出会い、彼からもらった言葉です。
「人生」という言葉だと大きくてピンと来ないかもしれませんが、日常生活で、私たちはたくさんの決断をしています。
いくつかの選択肢の中から、「これ」と決めているのは自分です。
「〇〇さんの言う通りにした」と言っても、そうすると決断したのは自分自身です。
「何が起こっても全て自分が悪い」というわけではないと思いますが、
ある程度は「自分で決めたことだ」と責任を持つほうが生きやすいのではないかなと思います。
よく「他人は変えられない」という言葉を耳にします。
確かに、他人を変えるのは難しいですよね。というか、ほとんど変えられません…。
そして、他人ばかりに気を取られていると、どんどん人を嫌いになってしまいます。
私は、何かが起きても、なるべく人のせいにしないようにと思って生活していますが、
完全には難しいです。
自分に余裕がなくなると、他人に目を向けがちです。

私も、自分の人生に責任を持って生きていければ…と思います!
結果は自分の実力
・みんな自分の都合のいい結果になることを成功だと思ってる。
・自分が頑張ったぶんしか、幸せになれない……
引用:「また、必ず会おう」と誰もが言った。
これは和也が、先ほど紹介したトラック運転手の娘さんからもらった言葉です。
彼女は、大学受験を例に挙げて話しました。
大学受験で全部不合格になったら、それは失敗ではなく自分の実力どおりという風に表現しました。
言われてみれば、私自身も、ダメだったら失敗だ…と考えることがあります。
例えば、大人になってからは転職活動中に面接で落ちた時です。
これも、失敗ではなく、単にスキル不足・面接対策不足なのでしょう。
「失敗」と表現すること自体が悪いということではないと思います。
ただ、「失敗」と言ってしまうと、どこか他人のせいのようで、それ以上頑張らないような気がします。
何事も自分事として捉えることが大事なのかなと感じました。
不安の解消法は仲間を作ること!?
何もしないで同じ場所に止まり続ける仲間は一人でも多いほうが安心する。
引用:「また、必ず会おう」と誰もが言った。
これは、拓也が旅を終え、受験勉強を頑張ると決め、同級生に話した時に改めて感じたことです。
拓也が受験勉強をするという事に対して、「もう間に合わない」「早くから勉強しすぎたら息切れする」等と、止まらせようとする友達がいました。
拓也にはその友達の気持ちがわかりました。
なぜなら、誰かが勉強しようとすると不安になり、その不安を解消する一番の方法は、その人が勉強をしなくなるように仕向けること。
そして、以前は自分も同じようなことを言う側だったからです。
言っている人はそのような自覚がないかもしれませんが、心のどこかに不安があるのでしょう。
私は、学生時代、学校という組織の中で育ち、集団に馴染みながら生活してきました。
今でも無意識に「みんなと同じように」という気持ちが残っていると思います。
また、2年ほど前までは、「頑張る」ことが好きではありませんでした。
頑張っても、成功するかわからないし、疲れるからというのが理由です。
ですが、最近ではブログや韓国語等、新しいことに挑戦したいという気持ちになりました。
そのような気持ちになったのは、恐らく周りの人も頑張っているからだと思います。
人は他の人と関わり合いながら生きていくので、周りの人の影響をものすごく受けるのでしょう。
自分の経験も踏まえ、今の自分を変えたいと思ったら、まずは関わる人たちを変えないといけないのかなと感じました。
まとめ
『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』は、自分自身の生きていく力や人との出会いの大切さを感じられる作品でした。
主人公の和也は旅をする中で、様々な人と出会い、自分の人生を振り返り、これからの生き方を考えていきます。
そして、私たち読者もこれまでの人生を振り返り、自分がこれからどのように生きていきたいか考えさせてくれる一冊となっています。
ぜひ読んでみてください!

