今回紹介する本は、『「手紙屋」 〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜』です。
前回紹介した『「手紙屋」蛍雪篇~私の受験勉強を変えた十通の手紙~』より、
少し前に発売されたものです。
働くことの意味や行動する勇気、成功者の共通点など、より良い人生を送るために大切なことが数多く書かれています。
タイトルに「就職活動」とありますが、就活生だけでなく大人が読んでも深く考えさせられる一冊です。
(著者:喜多川 泰 出版年:2007年 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン)
おすすめできる人
・自分のやりたいことがわからず、将来に思い悩む就活生
・毎日がただ過ぎていくだけの生活を変えたいと思っている社会人
あらすじ
主人公の諒太は、就職活動が上手くいかず悩んでいる大学4年生です。
就職活動の波に乗り遅れた諒太は、手紙屋という謎の人物と10通の手紙のやり取りをします。
そのやり取りを通じて、諒太は就職活動や人生に対する向き合い方を考えながら大きく成長していきます。
印象に残った点【3選】
昔は、あれもやりたい!これもやりたい!とやる気がみなぎっていたけど、
最近は同じような毎日をただ過ごしていると感じている方はいませんか?
『「手紙屋」 〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜』には、明日をより良く生きるためのヒントが書かれています。
私がこの本を読んで、印象に残ったことを3つ紹介します。
印象に残った点【3選】
止まっている人は、止まり続けようとする。動いている人は、動き続けようとする
引用:「手紙屋」 〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜
手紙屋さんは、慣性の法則を人間の生き方に当てはめていました。
行動を始めなければ、いくら知識を増やしたとしても結局止まり続けてしまうそうです。
確かに私自身、体力的にも精神的にも楽なのは、現状維持です。
新しいことを始めること、新しい環境に飛び込むことは、ストレスがかかります。
ですが、その一歩が踏み出せないと、ずっと同じ場所にいることになるでしょう。
自分の夢や目標に向かって行動を始めることは、それなりにきついかもしれません。
ただ、その一歩を踏み出すことができれば、今よりももっと良い未来が待っているのだと感じました。
成功する人と、失敗する人の違い
成功した人は『情熱』を頼りに夢を叶えようとします。別の言い方をすれば、〝何をやれば成功できるか〟ではなく〝自分がどうしてもやりたいことは何か〟を考えているということです。夢を実現したすべての人がこの方法を使ったのです。
引用:「手紙屋」 〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜
私は、自分の就職活動を思い出しました。
やりたいことや行きたい会社が特になかったので、1社から内定をもらって、すぐに就職活動をやめてしまいました。
自分の中では、内定をもらうことが目的になっていたのでしょう。
そのような気持ちで入社しても、当然『情熱』を持って働けませんでした。
さらに、人間関係で悩み、結局退社しました。
もっと自分自身と向き合うべきだったと反省しています。
壁は自分が頑張って生きていこうとしている証
目標を持つから壁が現れるのです。
壁はその人がよりよく生きていこうと考えるときに必ず現れるものです。引用:「手紙屋」 〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜
この言葉は多くの人が納得できるのではないでしょうか?
資格の勉強や新しいことを始めた時に、私も壁にぶち当たることがあります。
今は韓国語の勉強をしています。
なかなか覚えられない語句や聞き取れない単語が山ほどあります。
ですが、毎日少しでも勉強を続けることで、明日は今日より成長していると思えます。
小さな壁や大きな壁、分厚い壁など、これからも様々な壁が待ち受けているでしょう。
そのような壁が現れた時に、この本を思い出して乗り越えられればいいなと思います。
まとめ
『「手紙屋」 〜僕の就職活動を変えた十通の手紙〜』は、
未来を変えたいけど、なかなか一歩が踏み出せない社会人に特におすすめです。
ぜひ読んでみてください!