・「独学でハングル検定5級を合格したい!」
・「独学で検定を受験しようと思ってるけどどう進めたら良いかわからない」
このようにハングル検定5級の独学での試験対策について迷っている方はいませんか?
私は、今年ハングル検定(ハン検)5級を独学で合格できました!
5級の試験は、適切な問題集で勉強すれば誰でも簡単に合格できます。
この記事では、ハン検5級の攻略ポイントや合格までに意識したことを詳しく解説しています。
この記事を読めば誰でも短期間で効率的に、コスパ良く合格できます。
全く韓国語を勉強したことがなかった私が合格までに苦労して得たノウハウを余すことなく紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ハン検5級の攻略ポイント
ハン検5級を独学で合格するためには、いくつかの攻略ポイントがあります。
今回は、合格した経験を元に3つに分けて紹介します。
効率的に合格できるように、ぜひ攻略ポイントを押さえて試験勉強に取り組んでみてください。
試験範囲をよく理解しておくこと
まず、試験勉強をするにあたって、試験範囲・レベルを把握しておくことが大切です。
下記に公式HPのリンクを貼っておくのでチェックしてみてください。
60分授業を40回受講した程度。韓国・朝鮮語を習い始めた初歩の段階で、基礎的な韓国・朝鮮語をある程度理解し、それらを用いて表現できる。
- ハングルの母音(字)と子音(字)を正確に区別できる。
- 約480語の単語や限られた文型からなる文を理解することができる。
- 決まり文句としてのあいさつやあいづち、簡単な質問ができ、またそのような質問に答えることができる。
- 自分自身や家族の名前、特徴・好き嫌いなどの私的な話題、日課や予定、食べ物などの身近なことについて伝え合うことができる。
引用:ハングル能力検定協会
単語の習得が大切!
ハン検5級に独学で合格するなら、特に単語が重要です。
試験では語彙問題が多く出題されるため、単語の学習が欠かせません。
たとえば、検定の問題には「短文の空所補充問題」というものがあります。
他の問題でも短文が多く出てくるため、より多くの単語を覚えておくことで、簡単にたくさんの問題に対応できるようになります。
独学で検定合格を目指すなら、5級出題範囲の単語をできるだけ多く覚えることができるように頑張りましょう。
重要項目の解説
聞き取り問題と筆記問題の重要項目を解説する前に、私が受験した2024年6月試験の構成を一覧にしたのでご覧ください。
試験問題は100点満点(聞き取り40点/筆記60点)となっています。
聞き取り問題 | |||
---|---|---|---|
大問 | 問題類型 | 問題数 | 配点 |
1️⃣ | イラスト | 3 | 2 |
2️⃣ | 数詞 | 4 | 2 |
3️⃣ | 応答文選択① | 4 | 2 |
4️⃣ | 応答文選択② | 4 | 2 |
5️⃣ | 文の内容一致 | 5 | 2 |
20問 | 40点満点 |
筆記問題 | |||
---|---|---|---|
大問 | 問題類型 | 問題数 | 配点 |
1️⃣ | 発音 | 3 | 1 |
2️⃣ | 単語表記 | 4 | 1 |
3️⃣ | 単語選択 | 5 | 1 |
4️⃣ | 短文の空所補充 | 5 | 2 |
5️⃣ | 対話文の空所補充 | 4 | 2 |
6️⃣ | 語句の置き換え | 2 | 2 |
7️⃣ | 用言の活用 | 3 | 1 |
8️⃣ | 助詞・語尾・慣用表現 | 3 | 1 |
9️⃣ | 定型表現 | 2 | 1 |
1️⃣0️⃣ | 対話文の空所完成 | 5 | 2 |
1️⃣1️⃣ | 文章の内容理解 | 2 | 2 |
1️⃣2️⃣ | 対話文の内容理解 | 2 | 2 |
40問 | 60点満点 |
聞き取り問題の重要項目
重要な項目は、最後の「文の内容一致問題」です。
聞き取り問題の中で、配点比率が1番高いからです。
この問題は、2〜5文程度の対話文が読まれ、その内容と一致する選択肢を選ぶというものです。
選択肢は日本語で書かれています。
対話文が読まれる前に選択肢に目を通しておくと、話している内容が頭に入りやすいです!
筆記問題の重要項目
重要な項目は、「短文の空所補充問題」です。
筆記問題の中で配点比率が高く、さらには他の問題の対策にも繋がるからです。
この問題は、短文が提示され、文中の空所に入れるのに適切な語句を選ぶものです。
選択肢として、名詞、動詞、単位名詞(人・匹など)が出されるため、
この問題の対策をすることで多くの単語を習得でき、他の問題にも役立ちます。
ハン検5級は単語の選択問題はもちろん、文章や対話文の問題も出題されます。
そのため、単語も短文も学習できるこの問題は、試験対策として非常に大切です。
おすすめの書籍&アプリ3選
マンガでわかる!1時間でハングルが読めるようになる本
まずは、ハングル文字の読み方を覚えておくのが重要です。
なぜなら、韓国語はハングル文字を使った言語なので、ハングル文字の読み方がわからないと韓国語の学習を始めることは難しくなります。
たとえば、外国人が日本語を学ぶときには、ひらがな、カタカナ、漢字の読み方を知らないと読み書きをすることはできませんよね。
韓国語も同じように、ハングル文字の読み方がわからなければ韓国語を理解できません。
以上のことから、始めにハングル文字の読み方を学習しましょう。
その際におすすめなのが、こちらの「マンガでわかる!1時間でハングルが読めるようになる本」です。
私も検定試験に向けた学習を始める前にまずはこの本を読みましたが、とても良かったです。
基礎中の基礎のような内容ですが、ハングル文字の読み方を覚えるという点では読む価値があります。
また、漫画なので本を読むのが苦手な方でもわかりやすく、145ページとページ数が少ないため、さらっと簡単に読めるのでおすすめです。
ハングル能力検定試験5級実戦問題集
こちらの「ハングル能力検定試験5級問題集」が1番おすすめです。
おすすめの理由は、計520問(本試験の8回分以上相当)という豊富な実践問題が収録されているからです。
また、5級出題範囲の語彙や文法についても分かりやすくまとめられています。
私の場合は、毎日15〜30分程度問題を解き、5級を受験するときには問題集を5周程度終えていました。
この問題集は、検定試験によく出題されるような問題を効率的に解けるのでおすすめです。
始めは、全く何を言っているのかわからない!と感じてました。
けれど、繰り返すうちにわかるようになった問題が増え、勉強が楽しくなりました。
言語学習アプリ「Duolingo」
アプリでも韓国語を学習したい方には、「Duolingo」がおすすめです。
1レッスンが3〜5分なので、隙間時間に韓国語を学習できます。
また、無料でも利用でき、1レッスン終了時に広告が入るため、レッスンの途中で広告が気になるということがありません。
最初はハングルの発音から始まります。
徐々に難易度が上がっていき、5級の出題範囲と被っているところもあります。
さらに、ハン検の聞き取り問題への対策にもなりました。
このように毎日1レッスン続けるだけで、少しずつでも確実にレベルアップすることができます。
Duolingで毎日学習したところ、5級の聞き取り問題はすごくゆっくりだと感じました。
毎日韓国語に触れること!
5分でも構わないので、韓国語に毎日触れることを意識して生活するようにしましょう。
ハン検5級は難易度として高くはないですが、一夜漬けで合格できるほど簡単な試験ではありません。
合格までに勉強時間でいうとおよそ40時間必要だといわれており、数か月は学習を続ける必要があります。
例えば、単語がわからないと答えられない問題が多くあります。
単語は検定合格のために必要不可欠なので、毎日少しずつ覚える必要があります。
覚えた単語を忘れないように、毎日5分でも韓国語に触れるように心がけましょう。
合格までに意識したこと
勉強時間を確保するのが難しい、勉強を続けることができないという方は多いでしょう。
そこで、私がハン検5級合格までに意識して取り組むようにしたことを6つ紹介していきます。
家族にハン検5級に合格すると宣言
私は、ハン検5級に合格する!と決めてから、それを家族に宣言しました。
宣言したからには絶対合格するという強い気持ちで頑張れるからです。
そして、宣言することで、家族が勉強時間の確保にも協力してくれるようになりました。
例えば以前より家事に協力してくれることが増えたので、絶対に合格しようと思えました。
家族に合格を宣言することによって、自分はもちろんですが、家族も意識が変わることがあるのです。
朝の時間を活用
仕事に行く前の朝の時間を活用しました。
朝の時間は静かな環境で学習に集中できるのでおすすめです。
仕事から帰宅し、夕食や家事などを全て終わらせて勉強しようとしていました。
ですが、疲れてしまい、勉強しないことのほうが多かったです。
そのため、夜がダメなら朝に勉強してみようと思い、朝5時に起床し、15〜30分程度問題集を解くようにしてみました。
朝5時だと家族はまだ就寝中で、私自身が疲れてもいないので集中して勉強を続けられました。
毎日少しでもいいから韓国語に触れること
韓国語初心者ということもあり、毎日勉強しないとすでに学んだことを全て忘れてしまいます。
また、勉強を休んでしまうと自分に甘えが出てきて、結局勉強をすることをやめてしまうだろうと思いました。
しかし、私自身勉強したくないと思う時はありました。
その時は実践問題集をせず、Duolingoを1レッスンだけしました。
3〜5分程度なので、気分が乗らなくてもあっという間に終わります。
このようにして毎日少しでも韓国語に触れることを意識して、韓国語の勉強を習慣化するようにしました。
好きな韓国のドラマや音楽を見つけること
私は、好きな韓国ドラマや音楽を見つけることができませんでした。
元々韓国に興味がない・試験勉強に専念したいという思いから、韓国のドラマや音楽に触れてきませんでした。
ですが、好きなものを見つけていれば、時々感じていた韓国語を勉強しなければ…というストレスが軽減されたのではないかと思いました。
そのため、今からハン検5級を受験しようと思っている皆さんには、1つでも韓国のドラマや音楽を好きになることをおすすめします。
焦らない・自分のペースで勉強すること
独学のメリットとして、自分のペースで勉強できることが挙げられます。
そして、情報収集のためにインターネットを利用することが多いと思います。
すると、1ヶ月や1ヶ月半の勉強で合格できたという記事が目に入ってきます。
私は、そのような記事を見た後に勉強を始め、世の中の人たちは短期間でこんな難しい問題を解けるようになったのかと自分と他人を比べてショックを受けました。
ですが、そもそも予備知識や勉強できる時間・環境は人によって違います。
私の場合はショックを受けながらも、ハン検5級合格まで約10ヶ月勉強しました。
インターネットの情報を得て奮起することもありますが、自分は自分、人は人と思い自分のペースで勉強することも大事なのです。
韓国語の聞き取り問題もしっかり対策すること
ハン検5級は、100点満点中40点は聞き取り問題なので、聞き取りについてもしっかりと対策しておく必要があります。
上記で紹介した実践問題集でも聞き取り問題の対策はできますし、Duolingoでもリスニング学習ができます。
例えば実践問題集については、聞き取り問題の正解以外の選択肢等もすぐに和訳できるように繰り返し聞きました。
そうすることで、ハングルの発音やたくさんの単語、簡単なフレーズについても覚えることができました。
5級の聞き取り問題はすごくゆっくりだと感じました。
まとめ
ここまでハングル能力検定試験5級の攻略ポイントや合格までに意識したことについて解説してきました。
独学でハン検5級合格まで勉強するイメージが湧いてなかった方も、一人で勉強できるように自信がついたのではないでしょうか。
問題集を複数買う必要はなく、1冊だけで試験に合格することは充分可能です。
特に、「ハングル能力検定試験5級実戦問題集」という問題集がおすすめなので参考にしてみてください。
そして、ぜひ今回の記事を参考に独学して合格を目指してみてください。